【24F20Z×森】α7ⅡとSAL24F20Zで木島平村「カヤノ平高原」を撮ってみた。
2019/02/15
木島平村から約40分ほど山道を進むと「カヤノ平高原キャンプ場」に着きます。その付近には湿原があり、散策が楽しそうなので行って見ました。空気が澄んでおり、涼しくとても開放感があって良かったです。
そして今回はディスタゴンの広角レンズを試すべく色々撮ってみました。Aマウントレンズなのでα7Ⅱに装着するためにマウントアダプターのLA-EA3を使っています。そのあたりのレビューは「α7ⅡにLA-EA3を介して広角レンズ「SAL24F20Z」を装着したレビュー」をご覧ください。
さて大自然をダイナミックに撮れるのか、ご覧ください。
それではいってみましょう。
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
絞り:F6.3 SS:1/100 ISO:100 露出補正:+0EV
PLフィルター 手持ち RAW編集
カヤノキャンプ場付近から湿原に入る場所の立て看板です。総合案内所の方の話だと花を見るなら「北ドブ湿原」が良いとのこと。到着までは歩いて30分らしいのでさっそくそちらに向かいます。
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
絞り:F16 SS:1/25 ISO:1600 露出補正:+0EV
PLフィルター 手持ち RAW編集
ローアングルからブナ林を撮りました。実際は360°見渡す限りの美しい景色でしたが、24㎜で目一杯切り取った感じです。パンフォーカスを狙ってかなり絞り、全体を高精細な描写で森を捉えました。それにしても癒される森です。
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
絞り:F2.5 SS:1/60 ISO:250 露出補正:+0EV
PLフィルター 手持ち RAW編集
絞り開放付近でキノコに近寄って撮影しました。5センチほどの被写体ですが、最短撮影距離19cmを活かせばこのレンズはマクロ的につかう事ができます。しかも背景ボケはなかなかのもの。
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
絞り:F8 SS:1/60 ISO:400 露出補正:+0EV
PLフィルター 手持ち RAW編集
一番花が見れると言われる「北ドブ湿原」に着きました。時期もあるのでしょうが、今回はあまり花満開というわけではありませんでした。それゆえか散策しているような方には1グループにすれ違うだけで、ほぼ独りぼっち。(クマ怖い・・・)
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
絞り:F11 SS:1/60 ISO:200 露出補正:+0EV
PLフィルター 手持ち RAW編集
湿原の小さな花たちはなかなか良かったです。もう秋が始まってる?ような雰囲気でした。
今回はPLサーキュラーフィルターを付けっぱなしにしているため、全体的に反射が抑えられた引き締まった画像が得られています。(これはピンが微妙でしたが)特に空の無駄な反射というかかすみのようなものが取り除かれるので青く写ります。とてもいいですよ。
使っているのは以下の商品です。広角の24㎜ならケラれないようにワイド用(W)を買わないといけません。
ケンコー72mm PRO1D ワイドバンド サーキュラーPL(W)『1〜3営業日後の発送予定』デジタル一眼対応薄枠偏光フィルター【RCP】[fs04gm][02P06Aug16]
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α7Ⅱ+LA-EA3+SAL135F28 135mm
絞り:F4.5 SS:1/160 ISO:160 露出補正:+0EV
手持ち RAW編集
今回はSAL24F20Zがメインですが、STFを使った作品も2つアップします。というのも北ドブ湿原には秋を感じさせるようにトンボたちが沢山飛んでいまして、ついポートレート的に撮ってみたくなってまったからです。
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL135F28 135mm
絞り:F4.5 SS:1/160 ISO:160 露出補正:+0EV
手持ち RAW編集
これもSTFの作例になります。緑の中でピンクの花を見つけて撮りました。STFの立体感はやはり良いですね。ボケも大好きです。
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
絞り:F11 SS:1/60 ISO:250 露出補正:+0EV
PLフィルター 手持ち RAW編集
やはり同じソニーなのでα7ⅡとSAL24F20Z、そしてLA-EA3の相性はとても良いです。AFもとてもスムーズ。ただこのレンズの欠点は逆光性能でしょう。。この画像でも現れてますがゴーストがとても多いです。(たまにフレアも出てます)でも、ある程度角度を工夫すれば回避できますね。それに途中からこういったゴーストをあえて作品として入れても楽しいと思いました。
なにより、広角単焦点レンズならではの遠近感や解像感はとても優れていますし、長く使えるレンズだと思います。
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
絞り:F13 SS:1/60 ISO:800 露出補正:+0EV
PLフィルター 手持ち RAW編集
解像感高く仕上がった風景画です。これは湿原の帰り道で出会ったボコボコした樹がとても面白くて撮りました。被写体の他、空や緑がとても綺麗に撮れたのは空気が澄んでいることもありますが、SAL24F20Zがとてもヌケの良い画像を叩きだすことにあるとも思います。もちろんα7Ⅱのセンサー性能や手ブレ補正の恩恵なども大いにありますね。
α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
絞り:F13 SS:1/60 ISO:800 露出補正:+0EV
PLフィルター 手持ち RAW編集
牛たちが遊ぶ牧場がありましたので撮影しました。とっても癒される風景で、しばらく眺めていました。こんな草木や空、空気に触れているとここでキャンプしたくなりました。テントもたくさんあったし、次回はキャンプします。
まとめ
Aマウントレンズのこのディスタゴン24mm単焦点レンズですが、とてもいいです。わりとコンパクトだし、ズームはできませんが高画質です。フレアやゴーストは気を付ければ回避できるし、ヌケの良さや解像感は秀逸だと思います。それにかなり寄れるのはレンズ交換の手間が省けるのでメリットになりますね。風景撮影やお散歩などにかなり使えるレンズだと感じます。夜空なんかも試したくなりました。あと途中で紹介したPLフィルターはほんとオススメです。コントラストも上がるし空が本来持つ青さで撮れますし。
というわけで今回はここまでです。大自然にはガンを抑制する効果も認められていますし、もうすぐやってくる山の日にはぜひ夏の山や高原へ行って見てください。病んでいる僕はとても癒されました。ちなみに高原からちょっと車で下ったあたりの道端でクマを目撃しました。もし行かれる場合は十分注意して楽しんでください。
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