【55F18Z×公園】α7ⅡとSEL55F18Zで新緑の公園を撮影
2019/01/28
α7ⅡとSEL55F18Zで新緑の公園を撮影
今回はSTFではなく、オススメ単焦点レンズの1つ「SEL55F18Z」の作例をご紹介しています。
僕は基本的に評判の良いレンズを試すのが好きなのですが、評判も知らずに発売当初からずっと愛用しているレンズもあります。それがSONY Eマウントの「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」、型名「SEL55F18Z」です。光学性能の高いレンズであるためゾナーの称号を冠しております。
今回はこのレンズで撮った公園の一部をアップしたいと思います。
「山の小川と葉っぱ」
α7Ⅱ+SEL55F18Z 55mm F値:F3.2
SS:1/800 ISO:100 露出補正:+0.3EV
WB:AUTO RAW編集
今回使ったFEレンズの55mm(SEL55F18Z)はAFも早くて正確です。花や草木は基本マニュアルで撮ってますが、このレンズのAFはかなり信頼できます。そしてF値も明るいのでボケやすく、しかも柔らかくボケていて良い感じです。
ちなみにレンズ名にある「T*」というのは特殊コーティングのことで、反射を抑えることで逆光などに強い造りになっているということです。
そしてフルサイズ対応、F1.8の明るさ、焦点距離は55mmという単焦点ツァイスレンズになります。かなりキレの良い描写と解像力、自然なボケは今ではかなり定評もあり、135mmのSTFに比べれば風景などを撮影しやすいためとても気に入っています。何よりEマウントレンズは小さくて軽いので機動力も抜群に良いです。
「新緑の木と噴水」
α7Ⅱ+SEL55F18Z 55mm F値:F2.8
SS:1/800 ISO:100 露出補正:+0.3EV
WB:AUTO RAW編集
新緑の木々と噴水のある池を撮影しました。55mmという焦点距離は標準レンズなので見たままの画角に収まってくる感じです。そこそこ広く撮れてくるのでこうした風景なんかにもいいですね。カールツァイスならではの高いコントラストも特徴的。
「そびえたつ、モニュメント」
α7Ⅱ+SEL55F18Z 55mm F値:F2.8
SS:1/1250 ISO:100 露出補正:+0.3EV
WB:AUTO RAW編集
このレンズのクオリティーはすごく高いと思います。歪みなども少ないと思いますし、金属の質感もなかなか心地良いです。独自のコーティングによって逆光にも強くなってます。しかも重くないので気軽に持ちだしてパシャパシャ撮るには最高です。こんななにげないモニュメントも撮ってコレクションしたくなりました。
「マツの花」
α7Ⅱ+SEL55F18Z 55mm F値:F6.3
SS:1/125 ISO:100 露出補正:+0.3EV
WB:AUTO RAW編集
最短撮影距離は50cmなのであまり被写体には近づけませんが、それでも寄ればかなり良い感じにボケます。そしてEマウントレンズではトップクラスと言われるシャープさを兼ね備えます。フルサイズ対応である「FE」レンズの単焦点として持っておくべきレンズだと思います。価格も7~8万程に落ち着いてきているのもGOOD。中古なら5万前後。
ちなみに性能の高い35mmF2.8ツァイスやGマスターも高額すぎて手を出しにくいです。それならこのレンズはかなり高コストパフォーマンスだと思いますね。
「紫色の花」
α7Ⅱ+SEL55F18Z 55mm F値:F2.2
SS:1/1600 ISO:100 露出補正:+0.3EV
WB:AUTO RAW編集
5月の山は新緑が綺麗で癒されますね。それとこのような小川なんかも綺麗ですね。そしてそのまわりに咲く花は見ていて気分が良いです。
STFの滲むような美しさのボケもいいですが、SEL55F18Zの輪郭を残しつつ上品で優しいボケも逸品だと思います。こういう描写があるから「神レンズ」的な扱いになって人気がでるのでしょう。
「小滝と松の木」
α7Ⅱ+SEL55F18Z 55mm F値:F6.3
SS:1/100 ISO:100 露出補正:+0.3EV
WB:AUTO RAW編集
開放が一番大きくボケますが、1段~2段程絞って使うとさらに解像力が高まります。
そして明るいレンズなので少々暗いシーンでも光を多く取り込めるのでブレずに撮影できるメリットもありますね。
まとめ
・SEL55F18ZはSonnarだけに描写力、解像力ともにかなり高いレベル。
・コストパフォーマンスも高く、FEレンズなので持っていても損がない。
・AFも素早く合い、シャープに写す。コントラストが高い。
・9枚羽による円形絞りが自然で美しいボケを生んでいる。
・最短50cmとあまり寄れないけれど、絞り開放で寄ると大きくボケる。
・軽くて機動力が高く、ピントリングやボディの質感も高い。
・標準レンズの画角は動きながら撮ることで撮影の幅が広がる。
・軽く絞ることで更に解像感を高めることが出来る。
・F値を活かせば薄暗い場所での撮影にも強い。