【STF×菜の花】STFのとろけるボケを活かして撮る
2019/01/28
STFレンズのとろけるようなボケを活かして撮影した
「菜の花」の写真まとめ
菜の花シーズンが到来しましたね。今回もSTFレンズであるSONYのAマウントレンズ「SAL135F28」をマウントアダプターLA-EA3を介してα7Ⅱに装着し、菜の花撮影してみましたのでまとめました。STFの真価を発揮するようなボケを活かして撮ったつもりです。
主に長野県飯山市にある「菜の花公園」の菜の花づくしになります。GWにはこちらで「菜の花まつり」も開催されますのでご興味ある方は「2016飯山菜の花情報 」の記事もご参照ください。
たくさん咲き乱れる鮮やかな黄色い可愛い花たちの色々な表情や、STFの美しい背景ボケなども楽しんでもらえればと思います。(シーズン中は画像の追加をするかもしれません)
「青空と桜と菜の花」
α7Ⅱ+SAL135F28 135mm F値:F8
SS:1/160 ISO:160 露出補正:+1EV WB:AUTO
RAW編集
晴天、桜満開、菜の花も咲いているというロケーションで撮影しました。ローアングル気味に手持ち撮影しています。F8に絞って撮りましたが、前ボケもなかなか良いし、背景にある大きな桜の木もナチュラルにボケでおり綺麗でした。そもそも開放でF2.8相当のボケ量が得られるレンズなので、場合によってはSTF側ではないAポジション側のボケも使いこなしていきたいです。
「残雪と菜の花畑」
α7Ⅱ+SAL135F28 135mm F値:T6.3
SS:1/160 ISO:125 露出補正:+1EV WB:AUTO
RAW編集
菜の花公園の北にある絶景ポイントの一つから撮影してみました。遠くに白い雪と、千曲川に架かる赤い橋がとっても綺麗な場所です。
STF側の絞りを使ってT6.3で撮影しました。とろけるような背景ボケはやや弱まりますが、輪郭を多少残しつつ綺麗にボケさせるにはよい設定ではないかと思います。
「菜の花1本」
α7Ⅱ+SAL135F28 135mm F値:T4.5
SS:1/250 ISO:100 露出補正:+1EV WB:AUTO
RAW編集
見事に咲く菜の花の1本にクローズアップして撮影しました。RAW現像の時に多少色味を調整してます。背景の菜の花畑の中に埋もれないようにしたかったからですが、結果的に味のある感じになって気に入っています。
人物ではないですがポートレートを撮るように被写体に寄ってみるとボケが格段に強調されますね。一面の菜の花畑も完全に溶け込んで、菜の花を浮き上がらせてくれています。イメージを越えた作品ができたりすると、ほんとにカメラが楽しくなるレンズだと感じます。
「菜の花をクローズアップ」
α7Ⅱ+SAL135F28 135mm F値:T4.5
SS:1/320 ISO:100 露出補正:+1EV WB:AUTO
クローズアップレンズ RAW編集
これは近接撮影をした画像になります。マクロ的に撮るのはとても好きです。ただ大口径レンズ特有の極薄の被写界深度がクローズアップレンズでさらに薄くなってさらに難しいパターンもあります。うまく使いこなせればいいのですが、まだ未熟です。狙い通りに菜の花のつぼみにピントが来たのは数枚撮ってからでした。
「咲き誇る黄色の中」
α7Ⅱ+SAL135F28 135mm F値:T4.5
SS:1/500 ISO:100 露出補正:+1EV WB:AUTO
RAW編集
菜の花畑の中にピョンと伸びた菜の花を狙っています。背景は良い感じの桜がありました。飯山では菜の花と桜の時期が重なってこのような光景が楽しめます。若干霞み気味になるのですがRAW現像するときにちょっとだけ除去すれば大丈夫です。特に遠景を撮影する場合は顕著ですのでご注意ください。
まとめ
・SAL135F28は通常絞りでも場合によって良いボケをしてくれる。
・STF絞りを調整すればボケを活かしつつ輪郭も残すことが出来る。
・1点にフォーカスしたマクロ的な撮影では強烈に背景をボケさせられる。
・花を人物に見立ててポートレートの様な意識で撮影するとうまくいく。
・135mm大口径のSTFレンズは被写界深度が薄くMFなので要注意。
・同色の背景の中で被写体を浮き立たせるにはRAWで色味を少し調整する。
・春の撮影は霞むけど、RAW現像の時に多少霞を除去する程度で良い感じに。
・飯山市は残雪と菜の花と桜の時期が重なってとても良い雰囲気になる。