レンズの幅を広げるSONY「LA-EA3」マウントアダプター
2019/02/15

SONY「LA-EA3」と付属品
α7Ⅱの様なEマウントボディーにAマウントレンズを装着するときには別途アダプターが必要です。そこで今回は、高品質なSONY純正のマウントアダプター「LA-EA3」をレビューしてみます。
LA-EA3を開封!付属品は?

キャップをはずして見た画像。意外とシンプルな構造。
フルサイズセンサー対応のAマウントレンズ用の純正マウントアダプターになります。
本体と前後のキャップがついていました。ソフトケースのようなものはありません。
価格はソニーストアで19880円+税となります。
後ろから見た図

ボディー装着側の画像
サイズは、幅76×高さ69×奥行35mmで、重さは約105gほどです。
同シリーズの「LA-EA4」のようにトランスルーセントミラーや、AFモーターが搭載されていないモデルなので、LA-EA3の本体の中には特に何もありません。ボディーもその分スマートでシンプルで小型・軽量です。
色んな方向からチェック

色んな角度から見たLA-EA3の画像
左上:アダプター正面
右上:背面の画像
左下:真横から。取り外しスイッチが見えます。
右下:底面には三脚穴があります。
アダプターの取り付け位置

アダプターの取り付け位置はこのようになります
大きさの違うAマウントとEマウントの取り付け口を変換する為、レンズとα7Ⅱの間に挟まれるように取り付けします。ぐらつきも無く、とてもしっかり装着できます。さすが純正品。
アダプターを使わない時は画像の様に、ボディキャップとリアレンズキャップを両方しておいたほうがホコリなどの侵入を防げるので良いですね。
α7Ⅱに付けてみました

LA-EA3をα7Ⅱに装着
カメラボディーにマウントアダプターだけ装着した画像です。
若干カメラのフロントが浮きますが、意外と安定して置いておけます。
SAL135F28に装着したところ

STFレンズ(SAL135F28)にLA-EA3を装着した画像
今度はSAL135F28にLA-EA3を取り付けたところです。
どちらも良好な質感で一体感があり、ちょっと長いレンズの様にも見えますね。
撮影意欲が湧いてきます。
実際にアダプターを使ってレンズを装着

カメラ+LA-EA3+レンズ
レンズ+LA-EA3+α7Ⅱです。
マウントアダプターが間に挟まってAマウントレンズとα7Ⅱをくっけています。
取り外しボタンもあるので、アダプターの脱着はとても簡単です。
まとめ
本体の造りはかなりしっかり出来ており、重量級のAマウントレンズを付けても安心感があります。
このLA-EA3は基本マニュアルフォーカスなのですが、Aマウントレンズのうちフォーカシングモーターが内蔵されるSSMレンズやSAMレンズの装着時はコントラストAFなら使用可能です。この場合AFスピードは遅いらしいです。ただα7Ⅱ(ファームアップ後)やα7RⅡなどでは像面位相差AFが使えますから、スムーズなAFで撮影を楽しむことができますね。
僕としてはMF専用レンズのSAL135F28が使用目的なのでこのアダプターがベストです。
ちなみにどのAマウントレンズでもAFを使いたいなら、LA-EA4というモデルを使うと、アダプターに搭載されたフォーカシングモーターがあるので良いと思われます。
純正マウントアダプターの種類の違いを簡単にまとめると
■LA-EA1(生産終了)⇒ MF用。APS-C用。定価20.000円+税(レンズによってAF可)
■LA‐EA2(生産終了)⇒ 3点クロス15点AFセンサー搭載でAF可。APS‐C用。定価38,000円+税
■LA‐EA3 ⇒ フルサイズ対応、MF用、定価21,000円+税(レンズによってはAF可。α7Ⅱやα7RⅡでは位相差AF可能)
■LA-EA4 ⇒ フルサイズ対応、3点クロス15点AFセンサー搭載でAF可。定価36,800円+税
もしα7ⅡにAマウントレンズを取り付けるなら、LA-EA3も候補にして良いでしょう。本体のファームアップで位相差AFもできます。
純正でないマウントアダプターもたくさん出回っていますが、やはり純正品はレンズとの一体感もでますし、造りが良いため安心です。Aマウントレンズは大きくて重いため、しっかりしたアダプターは必須ですからLA-EA3はオススメです。
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