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α7ⅡにLA-EA3を介して広角レンズ「SAL24F20Z」を装着したレビュー

2019/02/15

SAL24F20Z

SAL24F20Zはどんなレンズでしょう!?

今回はフルサイズ対応Aマウントの広角単焦点レンズ「SAL24F20Z」のレビューをしてみたいと思います。これがなかなか使えるレンズであるなら、広角域レンズのない僕としては即戦力としてかなり重宝するはずだと思います。

また、ミラーレス時代の最先端を走るSONYが誇る「α7RⅡ」が現状の一眼レフを超えた能力を持っておりますが、いつかはこの高級機を手に入れるのであれば今からAマウントレンズやEマウントレンズを持っていて損はしないはず。。

というわけで、今回はこのAマウントの広角レンズを画質面だけでなく使用感やAFなどもチェックしていますのでぜひご覧ください。

それではいってみましょう。

SONY Distagon T* 24mm F2 ZA SSM (SAL24F20Z)を購入した理由について。

僕はメインでEマウントのSEL55F18Zという55mmの単焦点を使っていまして、これがなかなかのキレ味とボケ味でして、とっても気に入っている常用レンズです。しかし時には広角でダイナミックな画を撮りたい時がありまして、16~35mmくらいの手頃な広角レンズを探していました。
今回ご紹介するこのレンズはAマウントの24mm単焦点レンズということで、アダプターも必要だし、Carl Zeissの「Distagon」(ディスタゴン)ブランドなのにめちゃくちゃ人気があるわけでもない。ではなぜ購入したのかと言えば、ただ中古が5.5万程でかなりお買い得だったので試したかった、ということです。6年前発売で値段が落ち着いているとは言え、新品なら実売11万くらいします。(定価は15.7万)

それにEマウントでは予算内でフルサイズ用の広角レンズは手頃なものは見当たらなかったです。24-70F4ズームは評判が悪く、35F14Zや16-35F4ズームは高すぎる。だったらLA-EA3があるんだしAマウントでいいや!みたいな感じです。α7Ⅱだとこのようにマウントを選べるのがメリットですね。キャノンやニコン用のアダプターがあればもちろん付けられます。(でもその場合マニュアルかもしれませんが)

SEL55F18ZとSAL24F20Zのサイズ比較

SEL55F18Z(左)とSAL24F20Z(右)を並べてみました。


α7Ⅱに装着した感じや、手振れ補正、使用感など

さすがカール・ツァイスだけあって造りがしっかりしています。Eマウントの55F18Zに慣れたせいかずっしりと重さを感じます。重量555グラム、フィルター径は72㎜です。α7ⅡにアダプターのLA-EA3も装着しますが、このレンズを構えた時はとても持ちやすいです。浅いレンズフードやツァイスの青いロゴもかっこいいし、α7ⅡにSAL24F20Zは似合うと感じました。

広角レンズなのであまり気にしなくても大丈夫ですが、α7Ⅱボディの手振れ補正があるので手ぶれに対してとても安心感があります。もしパンフォーカスを狙ってかなり絞ってシャッター速度が落ちてしまってもブレを抑えることができると思います。

そして最短撮影距離19センチということはマクロのような撮影ができるし、絞り解放で被写体に寄ればボケも楽しめます。9枚羽が生み出す円形のボケや、滑らかなボケは広角レンズではなかなかのものです。絞るとかなりシャープですがそんなにカリカリしすぎず、色気が残る感じがいいです。そしてツァイス特有の高いコントラストを堪能できます。

というわけで意外と使い道が多いのでたくさん楽しめそうなレンズです。

SAL24F20Zをα7Ⅱに装着

α7ⅡにSAL24F20Zを付けた画像です。 なかなかカッコいい。


アダプター「LA-EA3」経由のAFについて

まずはこちらの動画をご覧ください。

AFモーター非搭載のマウントアダプター「LA-EA3」を介している為に心配だったオートフォーカスですが、僕としては全然問題ありませんでした。フォーカスエリア「中央」と「ワイド」で、AFモードは「AF-S」と「AF-C」でテストしましたが、食い付きも精度も高く、ストレスなく撮影できます。画面中央付近に配置された位相差AFエリアの中であれば動体への追従はなかなかのものです。あまり速く動くものでなければ色んな被写体をカバーできるものと思います。コンティニュアス的に追従してる時はα6000のような画面を思い出しました。

このスピードを出せるのはSAL24F20Zのレンズ内モーター(SSM)が高速なのと、α7Ⅱがファームアップで位相差AF対応になっていることが大きい要因ですね。コントラストより断然速い感じです。そう言えばα7RⅡは画面全体が位相差AFエリアなのでちょっとうらやましいですが、α7Ⅱも必要十分ですね。

ちなみに位相差AF使用のとき、[ゾーン][拡張フレキシブルスポット][ロックオンAF]はできません;;
[ワイド]か[中央]だけです。

さらにLA-EA3では動画モードだとシャッター半押ししないとオートフォーカスできません。
あとAFモーターの音が少し気になります。小さいですが「ククッ…ククーッ」という様な感じの音が入ってしまいます。あと、のっぺりしたモノだとAFが迷います。例えば真っ白な壁だとか、そういった平坦なものはピントが合いにくいですが、普通に使っていて困ることはあまりないと思います。いざとなればMFができますし。

SAL24F20Zとα7Ⅱの画像②

フードを付けるとかなり迫力があります。写欲も湧きます!



作例

SAL24F20Zの作例

作例① 湿原を広く切り取る

α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
F値:F11 SS:1/60秒  ISO:400 露出補正:+0EV
PLフィルター RAW現像

24mmの広角単焦点だけあって、広い風景を高解像力で描くことができます。
色乗りもよく非常にいい感じに撮れます。

 

SAL24F20Zの作例②

作例② 熊笹を撮った画像

α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
F値:F2.2 SS:1/1250秒  ISO:100 露出補正:+0EV
PLフィルター RAW現像

ツァイスレンズならではのコントラストの高さ、単焦点のシャープでキレのある描写が楽しいです。気にしていたフレアもそこまで気にならず、ヌケも良い画が気に入りました。

 

SAL24F20Zの作例③

作例③ 小さなキノコを接写

α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
F値:F2.5 SS:1/60秒  ISO:400 露出補正:+0EV
PLフィルター RAW現像

最短撮影距離が19センチなので被写体に寄って広角マクロ撮影が可能です。ほど良く背景もボケますので楽しめます。

 

SAL24F20Zの作例④

作例④ 高原の一角を撮影(ゴースト現象出現)

α7Ⅱ+LA-EA3+SAL24F20Z 24mm
F値:F11 SS:1/60秒  ISO:320 露出補正:+0EV
PLフィルター RAW現像

太陽方向にレンズを向けて撮ると、たまに発生するゴーストです。上部や左下に出ています。これはもう仕方ないですが、角度などを工夫すれば避けることはできます。むしろゴーストを使って写真に色気を出すのも一つの手だったりしますね。

他の作例はこちらの記事もご参照ください
【24F20Z×森】α7ⅡとSAL24F20Zで木島平村「カヤの平高原」を撮ってみた。


欠点?

このレンズでよく聞かれる欠点をあげてみました。
使ってみた感じを私見ですが載せておきます。

・フレアやゴースト

上記の作例④の通り、確かにこれらの現象は発生しやすいかな?と感じます。特にゴーストは何度も発生してますが、このレンズの特性として知っておけばだいぶ避けれます。むしろこれを逆手に取った作品を作ってみたいと思ってます。

 ・絞って解像力UP

開放では周辺部分の解像感が低いのは確かですが、等倍などでじっくりみなければ僕はあまり気になるほどだとは思ってません。しかし風景など絞って使うならF8くらいに設定するとかなり良好な解像感を得られると思います。

・ピント精度

個体差でピントの調整が必要なものもあるようですが、僕の持っているのは大丈夫だと思います。

・周辺光量落ち

画像の中心から遠い部分は暗くなりがちです。これも絞って使うと幾分かましになります。開放でも気にするほどでもないです。大口径レンズならこんなもんだと思ってます。酷い物は現像時に補正かけます。

・歪曲収差

開放は多少の歪曲収差が感じられます。しかし現像ソフトとして使っているLightroomのプロファイルでほぼ収差は補正可能です。

 


まとめ

Distagon T* 24mm F2 ZA SSM(SAL24F20Z)をレビューしましたがいかがでしょうか?
ちょっと前のレンズですが、高価で造りも良いレンズなので現在もぜんぜん使える性能だと思います。広角のズームのほうが人気はあるのかもしれませんが、単焦点は画質を犠牲にしない描写性能を持っているので、撮った写真が緻密だったりすると驚かされることもあります。

EマウントボディーにAマウントレンズ?と思う方もいるかと思いますが、Eマウントで欲しいレンズを補完する目的でも十分意味があると思います。同じソニーなので互換性も高く、マウントアダプターを介しても不便しません。値下がりした中古レンズ、狙い目ですし、とても楽しめますよ。この24mm単焦点はほんとおすすめです。
それでは、また。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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